但馬

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ベトナムのエイズ孤児たちが作ったカラフルなキーホルダーを手にする岡田絵美さん=香美町小代観光協会
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ベトナムのエイズ孤児たちが作ったカラフルなキーホルダーを手にする岡田絵美さん=香美町小代観光協会
ホーチミン郊外の患者受け入れ施設でキーホルダーを制作する子どもたち(タンタンベトナム提供)
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ホーチミン郊外の患者受け入れ施設でキーホルダーを制作する子どもたち(タンタンベトナム提供)
患者受け入れ施設で子どもたちと写真に納まるメンバー(タンタンベトナム提供)
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患者受け入れ施設で子どもたちと写真に納まるメンバー(タンタンベトナム提供)

 ベトナムでエイズウイルス(HIV)に母子感染した孤児たちが手作りしたキーホルダーやブレスレットが、兵庫県香美町小代区神水の小代観光協会などで販売されている。差別や偏見と闘い、自立を目指す孤児たちを支援しようと、小代ガイドクラブで活動するアウトドアインストラクター岡田絵美さん(39)=同県養父市=が昨年初めから持ち帰っている。岡田さんは「彼らの将来の選択肢を増やすため、自分にできることを続けたい」と話している。(金海隆至)

 国連合同エイズ計画によると、ベトナムのHIV感染者は2018年で約23万人。死者数は減少傾向にあるが、年間約4700人に上る。

 岡田さんは16年から、大学の後輩ら女性2人が立ち上げたエイズ孤児支援団体「タンタンベトナム」に所属。同年夏に初めて、ホーチミン郊外のエイズ患者受け入れ施設を訪れた。そこではエイズで親を亡くした子どもたち約30人が生活し、発症を抑える薬を飲み続けながら通学するが、差別に直面して辞めてしまう子もいるという。

 「タンタン-」は年2回ほど訪れ、パズルや折り紙、文具などを届けて子どもたちと遊び、昼食などで一緒に過ごす。次第に打ち解け、再訪した際は「また会えたね」と笑顔で応えてくれるようになったという。「先生になりたい」「いつか日本に行きたい」などと夢を語る姿に、岡田さんは「自分に何ができるのか。人生を見つめ直すきっかけになった」と振り返る。

 ビーズにひもを通して動植物などをかたどったキーホルダーは、手芸を学ぶ子どもたちが制作。カラフルな色彩感覚が独特で、岡田さんは「小代は但馬牛の聖地だと伝えると、真っ赤な牛を作ってくれた」と笑う。

 小物類は観光協会と宿泊施設「スミノヤゲストハウス」(同町小代区貫田)で1個300円で販売しており、地元住民にも好評。売り上げは全額寄付し、施設の運営を支援するという。

 3月24~30日には、ベトナムの文化や歴史を学び、同施設を訪れるツアー(旅費9万8千円)を計画し、参加者を募っている。岡田さんは「エイズは“死に至る病”のイメージが強いが、感染者への理解も人ごとでは進まない。参加者が現地の子どもたちと触れ合う機会を持てたら」と話している。

 参加希望者はメール(tantanvietnamnokaze@gmail.com)で申し込む。

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