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企業の魅力や効果的なPR方法などを提案する高校生ら=近畿大付属豊岡高
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企業の魅力や効果的なPR方法などを提案する高校生ら=近畿大付属豊岡高

 近畿大付属豊岡高校(兵庫県豊岡市戸牧)1、2年生の10人が昨春から、地元企業に求人方法を提案することを通して地域経済の現状や企業の魅力を知ろうと企業訪問などに取り組み、協力した市内の5社にこのほど発表した。企業側からは「自分たちも気付かなかった側面を発見した」などの声が上がった。(石川 翠)

 進学を機に但馬から出て行く生徒たちに、将来のUターンや地元貢献につながる愛着を街に持つ「シビックプライド」を高めてもらおうと、同校出身でIT企業「ノヴィータ」(東京都)の小田垣栄司会長(41)が提案。福知山公立大(京都府福知山市)地域経営学部の杉岡秀紀准教授のゼミ生8人も加わり、昨年4月にスタートした。

 協力企業は、発達障害児向けの運動療育事業を展開する三和商事▽税理士を募集する作花経理事務所▽かばんメーカーの由利▽旅館などを運営するユラク▽建材商社のキヅキ商会。

 生徒たちはまず、但馬信用金庫から豊岡市の経済状況を教わったり、ハローワーク豊岡で求人や求職の仕組みを学んだりした後、5グループに分かれて1社ずつ担当。インターネット上の求人票制作などを手掛けるノヴィータからアドバイスを受けながら、経営者や従業員にインタビューをしたり、求人のターゲット層を調べたりして、各社に合ったPR方法を考えた。

 発表の場で、三和商事を担当したグループは「児童指導員などの資格取得予定者へのインターン募集を」と提案。由利のグループは「店舗でかばんの製造過程の動画を流すことで、品質の高さとともに仕事にも関心をもってもらえる」とのアイデアを出した。

 1年の生徒(16)は「ニュースでは女性活躍と聞いていたが、まだまだ進んでいないのが現状だと正直に教えてくれた」。別の生徒(16)は「従業員の入社理由や求める待遇はそれぞれ違っていて、人の価値観は違うのだと実感した」と振り返った。

 同校学習指導部長の奥田幸祐教諭は「社会のことを真剣に考えている大人が身近にいることを生徒たちは感じたはず」と話した。

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