但馬

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鎌で隙間をつくって空気を送りながら、組み合わせた杉板を焼く参加者ら=豊岡市竹野町竹野
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鎌で隙間をつくって空気を送りながら、組み合わせた杉板を焼く参加者ら=豊岡市竹野町竹野

 杉板を真っ黒に焼いた「焼き杉板」の民家が立ち並ぶ兵庫県豊岡市竹野地域の竹野浜地区で22日、街歩きや伝統工法で板作り体験をする「たけの焼板まつり」が行われ、約30人が参加した。

 海沿いの同地区では、昔から壁に炭化させた杉板を横張りにして、潮風による建材の劣化を防いできた。独特の景観を残そうと2017年に住民有志で「たけの町並み伝承会」を結成し、まつりを行ってきた。

 体験会では、但馬地域で伐採された杉の板(長さ約2メートル、幅約20センチ)30枚を用意。3枚を組み合わせて煙突状にし、下から炎でたきつけると、板の上まで通り抜け、あっという間に炭化していった。参加者は地元の大工に教わりながら順番に体験し、焼き終わると水に入れて冷ましていた。

 福田幸一会長(71)は「昔は竹野川の河原で焼いている光景をよく見た。焼いて間もない板から炭が舞って洗濯物に付くこともあった」と振り返っていた。参加した田鶴野小2年の男児(8)は「上から出る炎が強かった」と話していた。(石川 翠)

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