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誰もいない教室でカメラに向かって数式を解説する奥田幸祐教諭=近畿大付属豊岡高
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誰もいない教室でカメラに向かって数式を解説する奥田幸祐教諭=近畿大付属豊岡高
配信されている映像=近畿大付属豊岡高
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配信されている映像=近畿大付属豊岡高

 新型コロナウイルスの感染拡大で休校になっている兵庫県豊岡市の近畿大付属豊岡高校・中学校で、情報通信技術(ICT)を活用した授業が行われている。教員はライブ中継で生徒に問いかけながら遠隔授業をしたり、グループ対戦形式の課題を配信したり、生徒たちが自宅でも意欲的に学べるように試行錯誤しながら取り組んでいる。(石川 翠)

 「授業を始めます」。生徒のいない薄暗い教室で奥田幸祐教諭の声が響く。数式を映し出したホワイトボードの前に立ち、カメラに向かって説明を始めた。

 同校では2018年度からクラウドサービスを利用して教員と生徒の情報共有をしており、昨年10月には全生徒にタブレット端末を配布。臨時休校となった今月2日からは自宅でのICT学習を始めた。

 休校中の授業は教員によって進め方が異なる。奥田教諭は事前に授業時間を知らせ、定時になると自宅にいる生徒たちがタブレットを操作して“出席”する。

 この時間は高校1年5組の38人が閲覧。「判別式を使った人は?」と問いかけると、パソコン画面に次々と「使いました」「はい、でも途方に暮れました」など、生徒からのメッセージが挙がる。生徒がマイク機能をオンにして発言すれば、ホワイトボード前のスピーカーから声が聞こえる。

 授業を受けた男子生徒は「みんなと授業を受けている感じがする」といい、女子生徒は「この後の自習も気力が持ちそう」と話す。

 教員によって活用方法は異なり、事前に作成した解説動画の配信▽宿題の疑問点に応える時間を設定して希望者が閲覧しにくる方法▽グループ対戦形式で課題に取り組ませる授業-などさまざまだ。奥田教諭は「ネット環境が家庭によって異なるため万全ではないが、休校中でも生徒の心が離れないような仕掛けを考えたい」と話している。

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