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上山高原の生態系について専門家らが説明した「モニタリング報告会」=上山高原ふるさと館
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上山高原の生態系について専門家らが説明した「モニタリング報告会」=上山高原ふるさと館

 兵庫県新温泉町の上山高原で自然の保全や再生に取り組むNPO法人「上山高原エコミュージアム」が1年間の調査結果を発表する「モニタリング報告会」が8日、同町石橋の上山高原ふるさと館で開かれた。高原に広がるススキ草原や動植物の現状と課題などを、同法人メンバーや専門家が住民ら約40人に伝えた。(末吉佳希)

 同法人は住民らが約15年前に立ち上げ、ススキ草原など自然環境の保全や回復、観察会の開催などに取り組んでいる。

 報告会では、同町南西部の扇ノ山に生息し、県レッドリストのAランクに指定されているイヌワシについて「日本イヌワシ研究会」の三谷康則さんが調査の結果を説明。「4歳になったとみられる雄の成熟により、上山高原周辺で約20年ぶりの繁殖の可能性がある」と述べた。

 県植生誌研究会の武田義明さんは、間伐などの手入れでススキ草原の景観度は増していると解説する一方、背丈の低い植物が育ちにくい状況にあることに着目。「背丈が低い草花のエリアを確保すれば、小動物の視認性が向上し、イヌワシのえさ場として期待できる」と提言した。

 クモの生息数などを調べた同法人調査研究部会の山本一幸さんは、新たに2種が確認されたと報告。中でも低地に多い「ドヨウオニグモ」が発見されたことに触れ、「近年の暖冬傾向により、生態系の変化が起きているのかもしれない」と話した。

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