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水耕栽培でスプレー菊を育てている仲西哲夫社長=豊岡市出石町袴狭
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水耕栽培でスプレー菊を育てている仲西哲夫社長=豊岡市出石町袴狭

 兵庫県豊岡市出石町袴狭で大型ハウスを使って農業に取り組む企業「エム」が、水耕栽培では珍しい「スプレー菊」を育てている。鮮やかな発色と日持ちが特徴で、市場関係者などにも評価が高い。同社の仲西哲夫社長(65)は「新型コロナウイルスの感染拡大で自粛ムードが漂う中、みんなが喜ぶ花づくりに、さらに磨きをかけたい」と話している。(桑名良典)

 産業廃棄物処理業を営んできた仲西さんは、エムを立ち上げて、約5年前から農業に取り組む。昨夏からは大型ハウス(幅15メートル、奥行き45メートル)を使ってスプレー菊の栽培を手掛けている。

 水耕栽培システムで温度や湿度、養分を管理し、防虫や病害に気を使いながら、通年で生産する。ハウスの中を4ブロックに分け、出荷時期を調整。露地栽培だと出荷サイズになるのは約4カ月かかるが、水耕栽培なら約2カ月半だ。

 地元の農産物直売所「たじまんま」や姫路の生花市場に出荷したところ「1カ月以上も日持ちした」「とても色鮮やかで、造花みたい」といった声も寄せられたという。栽培や市場出荷などでアドバイスを送る姫路生花卸売市場の石原洋輔常務(62)は「水耕栽培は全国でも例が少ない。短期間でここまでの花ができたことに驚く」と話す。

 仲西社長は「スプレー菊といえば白や黄色だけをイメージするが、ピンクや深紅、オレンジなど多彩で、形も針状や球状のものもあって面白い。地域の人に興味を持ってもらえる花をつくりたい」と意気込んでいる。

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