但馬

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職員と一緒に「どんぐり体操」に取り組む利用者ら=デイサービスどんぐり
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職員と一緒に「どんぐり体操」に取り組む利用者ら=デイサービスどんぐり

 新型コロナウイルス感染拡大で外出を自粛する高齢者の運動不足解消に役立ててもらおうと、兵庫県香美町村岡区入江の通所介護施設「デイサービスどんぐり」が、椅子に座って取り組める「どんぐり体操」の動画をホームページで紹介している。准看護師で同施設代表の長瀬勝利さん(53)は「家族や孫と一緒に楽しめる。世代間のコミュニケーションを図るツールにもなれば」と話している。(金海隆至)

 元保育園の園舎を活用して2018年11月に開所した同施設で、利用者が昼食前に取り組む体操を基に考案した。職員3人が約8分半の動画で手本を示し、今月から公開している。

 かつて園児の遊具だった棒の代わりにタオルを両手に持ち、椅子に軽く腰掛けて準備する。上着の着脱や浴槽に入るといった日常の動きを取り入れ、両腕を上げて上半身を伸ばしたり、片足ずつ横に開いたりして、座ったままで全身の筋肉を鍛えることができる。

 昨年9月から週1回、施設を利用する女性(85)は「体操を続けているうちに歩くことが楽になった。汗もかくけど、みんなと体を動かすのは楽しい」と効果を実感する。

 自粛生活が続く中、高齢者が身体や認知機能の低下によって介護手前の状態「フレイル(虚弱)」になるのを防ぐことは地域の課題とされる。長瀬さんは「動画配信の第2弾では口腔(こうくう)ケアの体操を紹介したい」と話している。

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