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「下駄奉納板」に各旅館の新しいげたを並べる旅館経営者=豊岡市、城崎温泉
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「下駄奉納板」に各旅館の新しいげたを並べる旅館経営者=豊岡市、城崎温泉
1年間奉納したげたは焼いて供養する=豊岡市、城崎温泉
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1年間奉納したげたは焼いて供養する=豊岡市、城崎温泉

 兵庫県豊岡市の城崎温泉(同市城崎町湯島)で、旅行客の旅の安全を願う「下駄(げた)奉納板」のげた入れ替えがこのほど行われた。毎年の恒例行事だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅行客が激減したことから、作業を行った若旦那たちは「げたの音を響かせながらそぞろ歩きを楽しむ観光客でにぎわう光景が早く戻ってほしい」との願いも込めていた。(石川 翠)

 城崎温泉では古くから、心身を癒やした入湯客が、不要になったつえやげたを奉納して感謝を表してきたといわれる。足元を守ってきたげたを新調し、古いものは供養して旅の安全を願ってきた。

 現在の奉納板はJR城崎温泉駅前に設けられ、約70の旅館のげたが1足ずつ並べられている。毎年4月に入れ替え作業を行っているが、今年はウイルス感染拡大を受けて時期を遅らせた。

 若手の旅館経営者でつくる城崎温泉旅館経営研究会の16人が、旅館名が印字された赤や黒などの鼻緒のげたを順番に固定した。その後、温泉寺に移動し、小川祐章住職の読経が響く中、奉納板から取り外した古いげたを焼き上げて供養した。

 同会会長の冨田健太郎さん(37)は「げたの音が聞こえない異様な雰囲気で、当たり前だと思っていたことがありがたいことだと実感した」と自粛期間を振り返り、「週末は少しずつにぎわうようになってきたが、まだどうなるか分からない」と話していた。

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