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訪問診療した患者のカルテについて岡本静子院長(右)に相談する和田沙由理さん=そよかぜ診療所
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訪問診療した患者のカルテについて岡本静子院長(右)に相談する和田沙由理さん=そよかぜ診療所

 神戸大付属病院(神戸市中央区)の研修医和田沙由理さん(32)が7月の1カ月間、兵庫県朝来市山東町矢名瀬町の「そよかぜ診療所」に住み込んで、地域医療を学ぶ研修を受けている。同診療所での受け入れは初めて。岡本静子院長(52)の指導を受けながら、訪問診療にも出掛けるなど「町のお医者さん」として地域を駆け回っている。(竜門和諒)

 同病院総合臨床教育センターのプログラム。初期研修医の2年次に行われる課程として、へき地や離島、病床数が少ない医療機関や診療所で地域包括ケアなどについて学ぶ。

 和田さんは、患者から採取した組織や細胞などを調べて病気を診断する病理診断医を目指している。そうなれば患者と触れ合う機会が少なくなるため、研修先は公立豊岡病院や朝来医療センターなどの総合病院よりも、地域に密着した診療所を希望したという。

 研修は平日の週5日。外来診療時間には診察の補助やエコー検査、レントゲンの撮影などを行う。訪問診療は当初、岡本院長に同行したが、2週目からは看護師と2人で診察に出掛け、作成したカルテを岡本院長に提出する。

 訪問診療はリラックスした状態のため、性格や生活状況などが見えやすいといい、和田さんは「患者がどうすればよりよく生きていけるかを考えることができる」と話す。岡本院長は「症状だけでなく生活環境などの背景も踏まえた人間そのものを見ることが大事」と指導する。

 訪問診療を担当した高齢男性の死去に際し、体を拭いたり着替えさせたりする「エンゼルケア」にも加わるなど、地域医療ならではの仕事も経験。和田さんは「患者との信頼関係が特に大事だと感じている。丁寧な診察を続けて、少しでも地域に貢献したい」と話している。

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