但馬

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パネル討論に臨む参加者=豊岡市大手町
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パネル討論に臨む参加者=豊岡市大手町
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パネル討論に臨む参加者=豊岡市大手町

 豪雨による災害が全国各地で相次ぐ中、土砂災害への備えについて考える「ひょうご土砂災害対策・道路防災シンポジウム」が1日、兵庫県豊岡市大手町の豊岡市民プラザで開かれた。住民や自治体の防災担当者ら約100人が参加。大学教員や地元の被災経験者らのパネル討論に耳を傾け、土砂災害の怖さや日頃の備えの大切さを学んだ。(阿部江利)

 兵庫県などが県内3カ所で開く連続シンポジウムの一環。7月上旬には西宮市で治水をテーマに開き、8月22日には淡路市で津波防災などを取り上げる。

 基調講演で神戸大の沖村孝名誉教授は「土砂災害のリスクが高い場所や時間帯は、県が発信している」と紹介。命を守るには「住民自身が危ないと理解し、自ら避難行動に移すという2段階の動きが必要」とし、「経験したことのない豪雨がさまざまな災害を引き起こしている。事前に避難について考えておくことが大事だ」と強調した。

 パネル討論では「過去の災害を振り返り、次の災害に備える」をテーマに、被災経験者2人が体験を発表した。

 同県丹波市の谷上自治会長・葛野達也さんは、2014年の丹波豪雨で自宅に泥水が流れ込み、急激に水位が上がった様子を生々しく証言。「夜間で身動きできなかったが、何とか朝を迎えられた。日頃から住民のつながりが深かったことが被害を少なくできたと思う」と振り返った。

 豊岡市の「コミュニティなかすじ」会長・小藤倫敏さんは、円山川決壊など県内各地に大きな被害が出た04年の台風23号について、「肌感覚でこれはおかしいと感じる激しい雨だった。毎年どこかで想定外の災害が起きている中、どんな備えができるか考えたい」と話した。

 沖村名誉教授は「人と人のつながりの大切さもうかがえた。普段から目的を持って防災などに取り組むことが大事」とまとめた。

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