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豊岡市が4階フロアを買い取る商業施設「アイティ」=豊岡市大手町
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豊岡市が4階フロアを買い取る商業施設「アイティ」=豊岡市大手町

 兵庫県豊岡市は11日、豊岡駅前の複合商業施設「アイティ」(同市大手町)4階フロアを買い取り、新たに子育て支援の総合拠点などを整備すると発表した。同施設7階にある市の「子育て総合センター」を移すほか、隣接するスーパー跡地に計画していた高齢者らの「生涯学習サロン」も同じフロアに設け、多世代交流の場とする。(阿部江利)

 市によると、昨年10月、施設内に店舗を持つさとうグループ(本部・京都府福知山市)から「駐車場の負担金が高額な豊岡店は赤字が続いており、このままでは閉店せざるを得ない。市の支援があれば営業を継続する」との申し入れがあったという。豊岡市は中心市街地の商業機能の維持や三セクの運営などを考え、今年2月からさとう側と協議。4階約3200平方メートルの買い取りや、駐車場負担金の減額などの案で合意した。

 子育て支援拠点整備などに約5億4千万円がかかると見込み、合併特例債などを充てる。不登校や発達障害のある子どもらの支援施設も集約し、大型遊具などで遊べるキッズランドも整備する。生涯学習サロン整備には約1億5千万円を見込み、隣接地には陶芸教室や広場を整備する。市議会9月定例会に補正予算案を提出し、生涯学習サロンは来年4月、子育て支援拠点は11月のオープンを目指す。

 中貝宗治市長は「さとう豊岡店が閉店すれば地域へのダメージが大きい。地方創生に大事な子育て支援の拠点と、商業機能維持ができる」と話す。子育て支援センターは年間約6万人が利用しているといい、「拠点整備で利用がさらに増え、求心力が増すのでは」と期待している。

【アイティ】旧豊岡市が主導した駅前再開発により1997年に完成。地上7階、地下1階で、スーパー「さとう豊岡店」や衣料、家具などの店舗が入る。さとうグループなどが建物を所有。市とさとうなどが出資する第三セクターが駐車場を運営し、テナントが支払う駐車場負担金を建設費返済に充てている。人口減や大規模店舗との競合もあり、2001年には三セクが経営危機に。破綻を避けるため、市が7階を買い取り、04年に貸しホールなどの「豊岡市民プラザ」を整備した。

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