但馬

  • 印刷
動画一覧へ
入り口の土砂を取り除く川見健治さん(左)ら=豊岡市出石町奥山
拡大
入り口の土砂を取り除く川見健治さん(左)ら=豊岡市出石町奥山
中に入ると背丈ほどの高さの坑道が30メートルほど続く=豊岡市出石町奥山
拡大
中に入ると背丈ほどの高さの坑道が30メートルほど続く=豊岡市出石町奥山

 かつて鉱山として栄えた兵庫県豊岡市出石町奥山地区の歴史や豊かな自然を知ってもらおうと、地元出身の川見健治さん(69)が、山中に残る坑道跡や山道の整備を進めている。朝来市との市境にあり、山に囲まれた谷間に民家が並ぶ同地区は6世帯11人。川見さんは「限界集落になってしまった故郷を残したいとの思いで続けてきた」といい、賛同した市内の若者らが協力を申し出て、坑道跡の土砂の搬出などを手伝っている。(石川 翠)

 江戸時代に金山が発見され、出石藩が開坑した同地区は「立町千軒」と呼ばれるほど栄えたとされるが、採掘が低迷した大正時代ごろから住民も減少した。

 川見さんは実家だった古民家でそば店を営みながら、生まれ故郷の美しい景色を広く知ってもらいたいと活動。「忍者の墓」といわれる石が残っていることから「忍者の隠れ里」とPRしたり、言い伝えられていた「まぼろしの滝」を探し当てて道を整備したりしてきた。

 周辺には鉱山の坑道跡が数カ所見つかっており、数年前までは見学ツアーも行われていた。今回は、川見さんが昨秋、研究者を案内した際に発見した別の坑道跡を整備することにした。人の背丈ほどの高さの坑道がきれいに残っており、約30メートル奥まで続いている。

 入り口をふさいでいる土砂を取り除く作業に川見さんが取り組んでいたところ、以前、川見さんの案内で奥山地区を知った豊岡市内の若者らが協力するようになった。7月31日には7人が集まり、つるはしやスコップなどで掘り起こした。

 作業に参加した一人、市内でボルダリング施設を運営している男性(42)は「こんな見どころのある場所が身近にあるとは知らなかった。但馬の豊かな自然を楽しめる場所が増えれば」と期待を込める。

 川見さんは「歩きやすくはなったが、見学希望者は万が一のため、地区の人に事前に声を掛けてほしい」と呼び掛けている。

但馬の最新
もっと見る

天気(9月28日)

  • 26℃
  • ---℃
  • 20%

  • 24℃
  • ---℃
  • 20%

  • 27℃
  • ---℃
  • 0%

  • 27℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ