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豊岡市やドイツボート連盟などによる調印式で協定書を準備する結城竜則さん(中央)=2018年11月、豊岡市役所(家族提供)
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豊岡市やドイツボート連盟などによる調印式で協定書を準備する結城竜則さん(中央)=2018年11月、豊岡市役所(家族提供)

 東京五輪のホストタウンの取り組みとして、ボート強豪国のドイツやスイスの代表チームの事前合宿誘致などに尽力した兵庫県豊岡市スポーツ振興課主任の結城竜則さんが4月7日、41歳で亡くなった。自宅で就寝中に起こした急性肺動脈血栓塞栓(そくせん)症のためだった。自身もボート競技経験者で、急逝から半年が過ぎた今も関係者からの訪問や便りが絶えない。(石川 翠)

 結城さんは城崎中学校ボート部に入部以降、ボート競技を続け、中央大時代には大学日本一に輝いた経験を持っていた。社会人チームでは国体に出場。現役引退後も指導者として選手育成に力を注いでいた。

 同課には2016年に配属され、17年からボート日本代表の合宿を受け入れた。五輪参加国の事前合宿誘致にも奔走し、ドイツとスイスのボート連盟と協定締結を実現。五輪延期が決まった時には同僚に「1年かけてさらに準備できる」と前向きに話していたという。

 海外チームの合宿誘致について中貝宗治市長は「穏やかな性格で自ら功績を話すことはなかったが、練習環境の条件だけでなく、彼が築いてきた人間関係もあって実現した」と振り返る。

 自宅では子どもたちを寝かせた後にドイツ語の勉強を毎晩続けていたといい、妻の麻美さん(38)は「一度決めたらやり遂げる性格だった。本当に心残りだろう」と亡き夫への思いを語る。

 指導者として10年以上携わっていた神戸大ボート部の監督から届いた便りには「弱小クラブが関西選手権の優勝校にまでなったのはご主人の功績」と感謝の言葉がつづられていたという。麻美さんは「家では子ども好きの父親だったけど、私も知らないところで貢献していた姿を皆さんから教えてもらっている」と話した。

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