但馬

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2000年まで使われていた工房を生かして整備された見学施設=いずし堂本店
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2000年まで使われていた工房を生かして整備された見学施設=いずし堂本店
城下町にほど近い山中にある陶石の採掘場入り口=豊岡市出石町谷山
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城下町にほど近い山中にある陶石の採掘場入り口=豊岡市出石町谷山
神戸新聞NEXT
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 岩石を砕いた粉末を粘土に練り込み、1300度以上の高温で焼き上げる磁器は、有田焼(佐賀県)や九谷焼(石川県)などが有名だ。出石焼(兵庫県)は1980年に国の伝統的工芸品に指定され、城下町周辺に窯や直売所を構える窯元4社が「出石焼陶友会」を結成している。

 出石焼の特徴は「雪よりも白い」とされる白さ。その秘密は、今も城下町の近くで掘り出され、「柿谷石」などの名で知られる陶石だ。他の地域の石よりも鉄分の含有量が少なく、二酸化ケイ素の含有量が高い火山岩。日本列島が中国大陸の一部だった1700万年前、岩の割れ目に鉄分の少ないマグマが流れ込む出来事があり、それがたまたま出石地域で見つかった。焼いた後に特に白くなるという。

 兵庫陶芸美術館(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭)の開館15周年を記念した企画展「出石焼-但馬の小京都で生まれた珠玉のやきもの」(神戸新聞社など主催)では、芸術品として生産されていた明治時代の出石焼を展示中(11月29日まで)。技巧を凝らした作品が全国から集められている。

 今年6月にリニューアルオープンした観光施設「いずし堂本店」(同県豊岡市出石町小人)では、元工房を生かした見学施設で出石焼の作り方などを学べるほか、商品も販売。いずし観光センター(同市出石町内町)でも購入できる。(阿部江利)

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