但馬

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香美町小代区の特産トウガラシを練り込んだ「雷ソーセージ」をPRする井上利夫さん(右)と井上亀夫さん=香味煙
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香美町小代区の特産トウガラシを練り込んだ「雷ソーセージ」をPRする井上利夫さん(右)と井上亀夫さん=香味煙
香美町小代区で高地栽培される特産トウガラシ=香美町小代区大谷(奥但馬提供)
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香美町小代区で高地栽培される特産トウガラシ=香美町小代区大谷(奥但馬提供)
真空パックに入った「雷ソーセージ」=香味煙
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真空パックに入った「雷ソーセージ」=香味煙

 兵庫県香美町村岡区福岡の薫製専門店「香味煙(こうみえん)」が、同町小代区の特産トウガラシを練り込んだ自家製「雷ソーセージ」を開発した。添加物や保存料は不使用。ピリリと効いたトウガラシの辛みが肉のうま味を引き立てる逸品に、店主らは「まさに雷に打たれたようなおいしさ」と猛烈にアピールしている。(金海隆至)

 同店は井上利夫社長(81)が「但馬で誰もやっていないことをやろう」と、父から継いだ養鶏業を辞めて48歳で創業。本を読みあさり、機械設備をそろえ、独学で薫製造りを始めた。手間暇をかけた品ぞろえに県外のリピーターも多く、映画「男はつらいよ」シリーズで知られる俳優佐藤蛾次郎さんもその一人という。

 トウガラシは地元の農家が約10年前から標高約500メートルの棚田で韓国産在来種を基に栽培し、「天空のトウガラシ」と呼ばれる。それを原料にした発酵調味料「唐三(からぞう)」に井上社長がほれ込み、昨年秋、製造元「奥但馬」の平井誠一社長(69)=姫路市=と意気投合。ソーセージの試作に乗り出した。

 行程は全て手作業。鳥取県産のブランド「大山豚」を刻み、塩や砂糖、蜂蜜、スパイス類、塩麹(こうじ)のほか、唐三の搾りかすを混ぜて一晩寝かす。その後、ミンチ機にかけ、肉を何度も練りながら羊腸に詰める。50度の蒸気でボイルしてうま味を凝縮。表面を乾燥させ、薫製機で香りを付ける。

 今夏までにレシピを固め、顧客に配ると評判は上々。井上社長は「辛いが、まろやかさもあってうまい。親父の説教のように後から味わいが出てくるような奥深い仕上がり」とうなずく。平井社長も「酒のつまみだけでなく、ポトフや鍋、おでんなどに幅広く合うはず」と自信を見せる。

 小代物産館(同町小代区神水)で「唐三」を取り扱っていた縁で2人を引き合わせた小代観光協会会長の井上亀夫さん(62)は「香美町の山間部の特産品は少ないので、貴重な名産として温かく育てたい」と話している。

 5本入り1080円。香味煙や小代物産館のほか、井上社長の長男が経営する薫製専門店「煙神」(豊岡市日高町栗栖野)でも販売する。香味煙TEL0796・96・0069、煙神TEL0796・20・9845

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