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太陽光発電施設を災害時などに使える「おすそわけ電源」=豊岡市日撫
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太陽光発電施設を災害時などに使える「おすそわけ電源」=豊岡市日撫

 兵庫県豊岡市の土木・住宅資材商社「キヅキ商会」(同市元町)が、災害時など長期間停電した際に、太陽光発電の電力を近隣住民が使えるプロジェクト「おすそわけ電源」を進めている。施設所有者の協力を得て、専用コンセントを設置し、スマートフォンの充電などに活用する取り組み。既に市内6カ所に整備しており、同社は「地域住民により身近な発電施設にしたい」と意気込む。(阿部江利)

 同社は1926年創業。東日本大震災のあった2011年から太陽光発電を手掛け、12年には市内に試験場を設け、雪深い但馬地域に適した設置方法などを検証している。これまで市内を中心に100カ所以上を施工し、地球温暖化防止や防災などにも取り組む。

 全国で大規模停電などが相次ぐ中、今春に太陽光発電施設での電力を防災に使うプロジェクトを本格始動。発電施設の装置を切り替えて非常用電源として使う。同社が費用を負担して専用コンセントなどを設置して「長期停電の際には電気を差し上げます」と書いた看板も付けてアピールする。

 プロジェクト第1号は今年2月、同市日撫の発電施設に完成させた。現在は6カ所となり、所有者が装置を切り替えれば、非常用電源として使える。夜明けから日暮れまで電気を使うことができ、1カ所当たり最大1・5キロワット、スマートフォンなら同時に300台が充電できる量を供給できるという。

 同社の木築基弘社長(54)によると、太陽光発電施設は兼業農家の所有者も多く、電気を“おすそわけ”することに協力的という。施設の近所の人が活用することを想定しており、木築社長は「身近な発電所だと思ってもらい、活用してもらえたらうれしい」と話す。

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