但馬

  • 印刷
小さなバネ製造の技術を生かして開発された鉄道模型用「SP幌」=豊岡市幸町
拡大
小さなバネ製造の技術を生かして開発された鉄道模型用「SP幌」=豊岡市幸町

 鉄道模型ファン待望の車両連結部の「ほろ」を、兵庫県豊岡市の精密バネ製造「東豊精工」が開発した。150分の1サイズの模型「Nゲージ」では、リアルに再現することが難しかったが、小さな四角いバネを使った模型用ほろ「SP幌」を完成させた。商品化のアイデアを出した「但馬鉄道模型クラブ」のメンバーとともに「但馬発の部品を新しい発想で生み出せた。大勢の模型ファンに自慢できる出来栄え」とPRしている。(阿部江利)

 同クラブは2014年、同市幸町で理容店を営む瀬尾雅昭さん(56)が立ち上げた。約20人のメンバーが、ジオラマを自作し、イベントなどで披露している。

 瀬尾さんによると、実際の車両は連結部分が蛇腹型のほろで覆われているが、模型の部品はなかった。カーブでは、見えないはずの出入り口が丸見えになり、「がっかりする」という。紙製などを試したが、急カーブでは車両も激しく横ずれし、ほろに引っ張られて車両が脱線してしまった。

 何か使えるものはないかと考える中で、4年ほど前、同クラブメンバーで東豊精工の岡本雄太常務(33)に「四角いバネは作れないか」と打診していた。

 同社は1957年創業。毛髪より細い小さなバネが得意で、内視鏡などの医療機器や自動車に使われている。寸法や巻き数を変えて試作を重ねたところ、0・2ミリのステンレス製ワイヤを四角く巻いたバネが最適と分かり、商品化にこぎ着けた。岡本さんは「バネの形状が安定しにくく、製品化に苦労した」と振り返る。瀬尾さんは「但馬発の模型部品だ」と胸を張る。

 車両模型の大きさに応じてS~LLまで4サイズあり、6個入り1200円(税別)。同社ホームページなどで販売。問い合わせはメールで同社(info@tohoseiko.co.jp)。

但馬の最新
もっと見る

天気(12月6日)

  • 14℃
  • 7℃
  • 0%

  • 14℃
  • 3℃
  • 10%

  • 15℃
  • 6℃
  • 0%

  • 16℃
  • 4℃
  • 0%

お知らせ