但馬

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鮮度抜群の松葉ガニを荷揚げする新造船「第一幸榮丸」の船員=浜坂漁港
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鮮度抜群の松葉ガニを荷揚げする新造船「第一幸榮丸」の船員=浜坂漁港
2段ベッドやテレビ、エアコン完備の船室=浜坂漁港
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2段ベッドやテレビ、エアコン完備の船室=浜坂漁港
初日の漁を終え、帰港する「第一幸榮丸」=浜坂漁港
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初日の漁を終え、帰港する「第一幸榮丸」=浜坂漁港

 冬の味覚、ズワイガニ漁が解禁された6日、兵庫県新温泉町の浜坂漁港からは、今夏新造した大型船「第一幸榮丸」(約33メートル、約144トン)が初のカニ漁を行った。船の中は「船員が働きやすい環境を」と居住スペースを広くし、テレビや電子レンジが完備されている。最新鋭の冷蔵設備や漁具を武器にカニ漁に挑む船の初日を追った。(末吉佳希)

 5日夜、気温10度と肌寒い浜坂漁港(新温泉町芦屋)では、第一幸榮丸が出漁を待っていた。国の助成制度を活用し、約7億円で建造された船には11人が乗る。甲板では網やブイなどの漁具、獲物を詰める箱の準備など最終調整が進む。

 船主の川越伸二さん(59)の案内で船に上がり、網を自動で巻き取るロープリールなどを見学した。船室に進むと、部屋の中には2段ベッドが並び、夜行フェリーの個室のようだ。

 「今や漁業は担い手不足で存続も危うい。3K(きつい、汚い、危険)のイメージを変えたいんや」と川越さん。数日から最長で20日間にも操業は及ぶ。船員の負担軽減のため、従来の大部屋から2~4人部屋に変更。テレビや冷暖房、電子レンジも完備されている。オール電化の調理場や増設したシャワー室、洗濯機に乾燥室など、生活の不便はなさそうだ。近く、海上でも使えるインターネットも整備するという。

 休憩中の息子、啓順(ひろのり)さん(25)に声をかけると「各自がベッドで休めるようになった。過ごしやすい船だと意欲的になれる」と返ってきた。

 午後11時前、各船が沖に向かい始めた。乗船したまま漁も見たかったが、翌朝に一番乗りの船を迎えるために下船し、9隻を見送った。港では船員の家族らがペンライトを振り、航海の安全を祈っていた。

 6日午前10時半ごろ、新温泉町沖での漁を終えて帰港。深海と同じ温度の水槽に入れていた松葉ガニ約300匹やセコガニ約3200匹を次々と荷揚げしていった。川越さんは「初日は例年並みだが、良い型のものが取れた」と笑みを浮かべ、休む間もなく隠岐諸島(島根県)に向けて船を出した。

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