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東京から豊岡に拠点を移したアーティスト「ブーニー」こと、浮田学さん=豊岡市加広町
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東京から豊岡に拠点を移したアーティスト「ブーニー」こと、浮田学さん=豊岡市加広町

 音楽グループ「ケツメイシ」や「AKB48」など国内の有名アーティストの楽曲などを手掛けてきた兵庫県豊岡市出身の作曲・編曲家「BU-NI(ブーニー)」こと、浮田学さん(41)がこのほど、同市加広町に拠点スタジオを構えた。東京で長く活動してきたが、「もっと一つ一つの音を追求したい」と移住を決意。「人に伝わる音とは何か」を故郷で探求する。(阿部江利)

 浮田さんは豊岡北中を卒業後、本格的に音楽を学ぼうと、福井県の高校の芸術科に進んだ。在学中にバンドを結成。東京の渋谷公会堂で開かれた全国大会で優勝し、「初めてものすごい歓声を浴びた」と振り返る。卒業後はプロを目指して渡米。約2年半腕を磨いて帰国すると2009年にメジャーデビューし、東京を拠点に活動を続けてきた。

 ケツメイシの「ライフ」や吉本坂46の「現在地」などの作曲、AKB48渡り廊下走り隊の「やる気花火」の編曲を手掛ける傍ら、キーボード奏者としてライブで活躍。女性歌手BENIや加藤ミリヤらのツアーでは音楽総責任者のバンドマスターを務めた。

 東京では「馬車馬のように働いた」。経済的な成功を得て仕事には満足していたが、「いつからか、音楽がビジネスになってしまった」と浮田さん。「目先の成功より、ちゃんと人に伝わる音を作りたい」と環境を変えることを考え始め、30代後半から海外移住なども検討する中、豊岡に帰郷することを選んだという。

 6月に転居し、4カ月余りが過ぎた。豊岡と東京、世界中をつないで仕事に打ち込めるスタジオには、曲作りに使うシンセサイザーやキーボードが並ぶ。湿度など微妙な環境の変化で電子音の周波数も変わるといい、「東京と豊岡では全く音が違う」。1音の違いが曲になると大きな違いになり、「東京より緩やかで安らかな音色に変化した」などと評されたという。

 音楽学校でも教室を開く一方、豊岡をイメージした楽曲を既に制作。今月中旬からは市内の小学校で演奏を始める。

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