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矢田川で取れたアユを使った郷土料理「なれずし」を販売する田中勝英さんと真智子さん夫妻=道の駅「あゆの里矢田川」
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矢田川で取れたアユを使った郷土料理「なれずし」を販売する田中勝英さんと真智子さん夫妻=道の駅「あゆの里矢田川」
アユのなれずし
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アユのなれずし

 兵庫県香美町の矢田川で取れたアユを使った郷土料理「なれずし」が、道の駅「あゆの里矢田川」(同町村岡区長瀬)で販売されている。地元の「鮎のなれずし会」が商品化し、チーズのような独特の香りと酸味が人気。例年より約1カ月遅い今月21日の発売となったが、同会代表の田中勝英(かつえい)さん(64)=同町=は「日本酒との相性は抜群。味は例年に引けを取らない」とアピールしている。(金海隆至)

 冬場の保存食として矢田川中流域で古くから作られ、秋祭りや祝いの場で振る舞われてきた。近年は不漁が続く上、作り手も減少。継承に危機感を抱いた田中さんが2015年に同会を発足させ、妻真智子さん(60)と商品化した。

 アユは内臓や血合いを取り除いて3~7日、塩漬けにした後、水で洗い、冷ましたごはんを腹に入れる。香り付けのサンショウの葉の上に並べ、発酵のためにごはんで挟んだ状態でおけの中に重ねていく。ふたをして重しを乗せ、約1カ月発酵させれば完成だ。塩やごはんの加減に試行錯誤を繰り返し、当初よりも品質はアップ。播磨や大阪などからも問い合わせが相次ぐ名産となった。

 今年は7~9月初めに刺し網漁で取った約470匹を調理する。残暑を避けて9月後半に作り始めたが、10月中旬~11月上旬に冷え込む日が続いたため、発酵に50日程度を要した。最適な温度は20度前後といい、田中さんは「もう少し気温が高ければなお良かった。口に入れた時にアユのうま味が広がるのが理想」とこだわりをのぞかせる。

 同道の駅の阿瀬大典駅長(43)は「琵琶湖のふなずしほどにおいはきつくなく、食べやすい。量産化できれば、今の5倍は売れる」と太鼓判。真智子さんは「作り続ける限りは全国の人に届く商品に育てたい」と話している。

 18~22センチ以上のサイズ別に真空パックに包み、冷凍して販売。864円(普通)、1026円(大)、1188円(特大)の3種類。道の駅「村岡ファームガーデン」(同町村岡区大糠)でも普通サイズを販売する。賞味期限は6カ月。道の駅「あゆの里矢田川」TEL0796・95・1369

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