ハチ高原スキー場(兵庫県養父市丹戸)で2日夜、新春恒例の花火大会があった。約400発が打ち上げられ、白銀のゲレンデを鮮やかに染めた。
ハチ高原観光協会の主催。毎年スキー客の歓迎などを目的に打ち上げるが、今回は新型コロナウイルスの早期収束の願いも込めたという。
花火は午後7時半の号砲とともに一斉に上がり、真っ白なゲレンデは、赤や青、黄色と多彩な色のせん光に照らされた。ハートや星形のほか、直径200メートル近くに広がる特大花火などもあり、見物客らは大きな歓声を上げて見入っていた。
昨年は一度も花火を見られなかったという小学6年の女児(12)=同県播磨町=は「雪と花火を一緒に見るのは新鮮で、迫力があった」と話した。(末吉佳希)
