但馬

  • 印刷
手前の民家から延焼し、計7棟が焼けた火災跡=豊岡市中央町
拡大
手前の民家から延焼し、計7棟が焼けた火災跡=豊岡市中央町
炎を上げて燃える民家=13日午後6時36分、豊岡市中央町
拡大
炎を上げて燃える民家=13日午後6時36分、豊岡市中央町
裏側にあたる来迎寺の敷地内からも放水が行われた=13日午後8時43分、豊岡市中央町
拡大
裏側にあたる来迎寺の敷地内からも放水が行われた=13日午後8時43分、豊岡市中央町
消防車両などが駆け付け、通行止めになった大開通=13日午後6時37分、豊岡市中央町
拡大
消防車両などが駆け付け、通行止めになった大開通=13日午後6時37分、豊岡市中央町

 「また火が上がった!」「もうどうしようもないわ」-。夜の商店街に悲鳴が響いた。13日午後5時50分ごろ、兵庫県豊岡市中央町で発生した民家火災は、空き家も含め7棟を焼き、約4時間半後に消し止められた。全焼した88歳男性方の木造2階建て民家の1階から性別不明の遺体が見つかり、豊岡南署は連絡が取れていない1人暮らしの男性の可能性があるとみて身元確認を進める。

 同署や市消防本部によると、消防車両20台が出動。7棟で延べ約1052平方メートルが燃えた。周辺住民らは夜遅くまで消火活動を見守り、何度も悲鳴やため息が漏れた。

 消防車の到着前に初期消火に当たった同じ地区の男性(70)は「煙が充満して火災に気付いて駆け付けたが、消火器では追いつかなかった」と振り返った。

 周辺は消防本部が「木造家屋密集街区」と指定するエリア。壁面が密接している東西と北側の家々に一気に燃え広がった。民家の裏側にある来迎寺の紀氏隆宏住職(65)は「風は吹いていなかったが、連なる家々の2階部分を炎が勢いよく通り抜けた。消防がホース5本で放水していたが、一向に収まらなかった」と話す。

 近くに住む70代女性は「少しでも風が強ければ、さらに火が広まっていたかもしれず、いつうちまで火が回ってくるかと怖い思いをした」と振り返った。一部の住民は地域の公民館に避難し、一夜を明かした人もいた。

 地元住民らによると、全焼方の男性は10年ほど前までおもちゃなどを販売する「賞美堂」を営んでいたという。近くに住む女性(74)は「私が物心ついた時から店があり、花火やビー玉、銀玉鉄砲などが並んでいた。うちも親子2代でお世話になった」と悼み、豊岡駅通商店街振興組合の谷山智一理事長(62)は「組合の役員も担ってくれ、商店街のイベントにも協力的だった」と惜しんだ。

 豊岡市内では2015年1月、木造建物が密集する城崎温泉街で店舗兼住宅など12棟が全半焼し、2人が亡くなる火災が発生している。

火事の様子を撮影した動画はこちら

但馬
但馬の最新
もっと見る

天気(3月3日)

  • 11℃
  • 4℃
  • 10%

  • 8℃
  • 2℃
  • 30%

  • 12℃
  • 4℃
  • 10%

  • 11℃
  • 3℃
  • 20%

お知らせ