兵庫県朝来市の藤原雅晃さん(49)が、同県養父市発祥の朝倉サンショウを使った乾のり「朝倉さんしょ海苔(のり)」を開発した。ほんのり口の中に広がるサンショウの辛みが特徴。朝来市と同県豊岡市の農産物直売所「たじまんま」や道の駅などで販売している。
藤原さんは全但バス(養父市)や但馬漁協(同県香美町)で、地元食材を使った商品開発を担当。昨年4月、農産物の流通・加工などを手掛けるベンチャー企業「イマジネ」を立ち上げ、岩津ねぎの卸売りや朝倉サンショウを使った商品開発などを進めてきた。
サンショウは青い実をペーストにして、完熟させて赤くなった実を乾燥させて砕いた粉末と混ぜる。しょうゆや砂糖などと合わせた調味液を、県内産の乾のりに塗って仕上げる。
藤原さんは「但馬の山の幸と瀬戸内の海の幸をコラボさせた。普通の味付けのりにはない後味のさわやかさを楽しんでほしい」と話している。
700円程度。同社メール(info@imagine-llc.com)
(竜門和諒)
