かぶりついて疫病退散!? アマエビ恵方巻、567円ナリ
2021/01/22 05:30
地元産アマエビを盛り込んだ巻きずし=新温泉町芦屋
アマエビで疫病退散!? 2月2日の節分を前に、兵庫県新温泉町の水産会社「マル海渡辺水産」が、新型コロナウイルス感染症の早期収束を願い、疫病よけの妖怪「アマビエ」と語感が似た地元産アマエビを使った恵方巻きの新メニューを、1本567(コロナ)円で販売する。同社が経営する海鮮レストラン料理長の山崎秀喜さんは「エビの甘みに加え、福もたくさん巻き込んだ」と胸を張る。(末吉佳希)
関連ニュース
恵方巻き、食べて心身元気に 地元食材で300本販売
中身も“かっぱづくし” 妖怪キャラ「ガジロウ弁当」
「パルナス」の味守れ 懐かしのピロシキ、コロナ禍で危機 SNSで支援続々
同社は毎年、節分に合わせて巻きずし約1500本を販売。コロナ禍で地元海産物の消費が鈍ったため、影響を受けている生産者を応援する取り組みとして昨春から、地元産の海産物を使ったメニュー開発を続けている。
恵方巻きのアマエビは、薄い衣を付けて揚げ、マヨネーズやケチャップ、練乳などを混ぜた特製ソースで味付けした。揚げると食感が減るため、ぷりぷりとした食感が楽しめるようにブラックタイガーも加え、キュウリとタマゴと一緒に巻き上げた。
今年は丑(うし)年ということもあり、但馬牛のコマ肉の甘辛煮を使った巻きずし(880円)や和牛のローストビーフ巻き(1540円)などもそろえる。予約は今月31日まで。マル海渡辺水産TEL0796・82・5001