車いすの安全な押し方は 日高高生が児童に介護教室 豊岡

2021/03/31 05:30

児童に車いす利用者への介助方法を教える高校生ら=日高高

 日高高校(兵庫県豊岡市日高町岩中)福祉科2年の生徒31人がこのほど、隣接する日高小学校4年の児童66人を招いて介護教室を開いた。子どもたちに車いす利用者への介助体験や、視覚障害者のガイドヘルプなどを実践しながら教えた。 関連ニュース <県中学駅伝>阪神勢・男子トップは甲武13位、女子は園田9位 <県中学駅伝>三田勢 男子・三田学園12位、女子・狭間26位が最高位 兵庫県中学駅伝 男子の山陽、女子の青雲それぞれ初優勝 12月の全国中学校駅伝へ

 小学生に福祉の面白さや大切さを伝える交流行事で、生徒が企画・運営。今回が3回目となる。
 車いす介助では、子どもたちが2人一組で、段差での車輪の上げ方や坂の下り方などを教わり、クランクや段差、スロープのあるコースを押し進んだ。ガイドヘルプでは、目隠しして白杖を握った相手に手を貸して階段を進む方法を学んだ。最後に人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃」のキャラクターに扮(ふん)した生徒たちが「困っている人がいたら声を掛けてあげて」と呼び掛けた。
 女子生徒(17)は「体の大きさも違うので、どれくらいできるか不安だったけど、分かりやすい言葉選びや配慮をした」と振り返った。男児(10)は「車いすを押すのは難しかったけど、出発するよと声を掛けながら進んだ」と話した。(石川 翠)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ