桜の古木眺め交流 10日、香住で茶会や体験催し

2021/04/10 05:30

香住文化会館敷地内で咲く古木ソメイヨシノをPRする女性=香美町香住区香住

 改装オープンした香住文化会館(兵庫県香美町香住区香住)の敷地に咲く古木ソメイヨシノをめでる交流イベント「城崎のそのさき屋inさくらのマルシェ」が10日午前11時~午後2時、同会館に隣接する香住自動車の研修所2階で開かれる。 関連ニュース 花びら舞う境内 見頃終え葉桜に 高砂・鹿嶋神社 シダレザクラ、白壁に映え 旧玉置家住宅で満開に 花散らす雨…手に傘、足止めて 神戸“桜のトンネル”

 樹齢70~80年とみられる古木は、かつて同会館の建物脇で花を咲かせていた。町は2年前、改築に伴い伐採する方針だったが、住民の反対で撤回し、駐車場となる敷地の一角に移した。
 高さ約13メートル、枝ぶり約16メートルあった姿は、枝や幹のせん定で一回り小さくなったものの、昨年春も無事に開花。今年は3月下旬から咲き始め、同会館が再開した4月には満開となり、来館者の目を楽しませていた。
 イベントは、同町香住区の地域おこし団体「柴山倶楽部」が主催。煎茶を振る舞う「ミニ茶会」や、ネイルアート、版画体験、缶バッジづくりなどの有料プログラムのほか、電子ピアノの演奏やカウンセリングも無料で楽しめる。
 メンバーの女性(42)=同町=は「散りゆく花や、葉桜を観賞することにも風情がある。移植されたソメイヨシノを通じて住民が交流できる機会を提供できれば」と話す。(金海隆至)

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