「一人一人が書と向き合った」高齢者大学の生徒ら、詩歌を題材に書道展

2021/04/14 05:30

高齢者大学で書を学ぶ生徒たちによる作品展=浜坂先人記念館「以命亭」

 兵庫県新温泉町の高齢者大学「宇都野学園」と「とちのみ学園」の書道教室で学ぶ生徒による作品展が浜坂先人記念館「以命亭」(同町浜坂)で開かれている。行書の詩などをしたためた掛け軸約30点を出品した。14日まで(木曜休館)。

 教室は同町の書家小谷明さんが講師を務め、作品展はこの1年の成果発表のために開いた。会場には漢詩など詩歌を題材に均整の取れた書や細い線でつづった個性的な書など多彩な作品が並ぶ。特に「双龍」の漢字2字をしたためた作品は、文字の配列や崩し加減から体をうねらせる竜のように見える。
 小谷さんは「一人一人が真剣に書と向き合い、良い作品がそろっている」と話している。
 午前9時~午後5時(14日は正午まで)。200円(小中学生100円)。同館TEL0796・82・4490
(末吉佳希)

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