牛にヤギ、ヒツジも…つぶらな瞳、愛らしい赤ちゃん 県立但馬牧場公園で出産相次ぐ
2021/04/16 05:30
ふわふわとした体毛が愛らしいヤギの赤ちゃん=県立但馬牧場公園
暖かな春が訪れ、兵庫県新温泉町丹土の県立但馬牧場公園では飼育されている動物たちの出産が相次いでいる。1月から今月上旬にかけて但馬牛やヤギなど動物の赤ちゃんが産まれ、つぶらな瞳や愛らしい鳴き声で愛(あい)嬌(きょう)を振りまいている。(末吉佳希)
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同園では繁殖用の但馬牛やヤギ、ヒツジなど約100頭を飼っており、毎年この時期に出産ラッシュを迎える。今年は1月に子牛が生まれたのを皮切りに、これまでに但馬牛5頭、ヤギ5頭の赤ちゃんが誕生した。
同園南側の大動物舎では母牛に見守られた子牛が暖房用のライトの下でくつろいだり、エサを食べたり。人の姿を見ると好奇心旺盛な様子で近づき、手をなめるしぐさで迎えてくれる。
北側の小動物舎ではヤギやヒツジなどが種類別に分けられ、囲いの中で飼育されている。ヤギのエリアでは、体長30~40センチの赤ちゃんたちが元気よく動き回ったり、母乳を求めて母親に甘えるしぐさを見せたりしている。ヒツジのエリアでも、出産を控えた母親が干し草を食べながらくつろぐ姿が見られる。
同園ではウサギやマウスといった小動物も見ることができる。3月には英国産のウサギの一種「ロップイヤー」の3匹が仲間に加わった。特徴である垂れ下がった長い耳と、おとなしく温和な性格で「癒やされる」と来園者に人気という。
同町牧場公園課の三宅由利子課長は「この時期しか見られない動物の子どもたちが元気に遊んでいる姿をぜひ一度見に来てほしい」と話している。
見学には受け付けが必要。木曜休園。同園TEL0796・92・2641