新登場!好奇心くすぐる大型遊具 県立但馬牧場公園
2021/05/31 05:30
週末に家族連れでにぎわう大型遊具=県立但馬牧場公園(撮影・阿部江利)
兵庫県立但馬牧場公園(新温泉町丹土)の芝生広場にこのほど、大型遊具がお目見えし、週末を中心に家族連れらの人気を集めている。地域のシンボルである但馬牛(うし)のモニュメントなどを配したデザインで、設置した湯村温泉愛宕山観光の担当者は「心地よい自然の中で元気いっぱい遊んでほしい」と話している。(末吉佳希)
関連ニュース
牛にヤギ、ヒツジも…つぶらな瞳、愛らしい赤ちゃん 県立但馬牧場公園で出産相次ぐ
卒業祝いに但馬牛を 新温泉町の中3生に特別給食
但馬牛と岩津ねぎの丼メニュー 朝来の道の駅で販売
公園内のスキー場の運営を担う同社が、夏場のゲレンデ利用を促そうと県と町の補助を活用し、今年4月に設置した。
公園が自然豊かな場所にあることから、遊具の装飾はカブトムシやハチ、キノコなど森をイメージしたデザインに。子どもたちは高さ約2メートルの壁をよじ登ったり、幅約30センチのつり橋を渡ったりできる。見晴らしの良い長さ約10メートルのスライダーなど4種類の滑り台もあり、好奇心をくすぐるつくりに仕上げた。
近くには藤棚も置き、来年以降、初夏に涼しげなフジの花を楽しめるという。
新型コロナウイルスの感染拡大で昨年の来園者数は減少していたが、今年は遊具設置以降の4、5月で計2万8280人を記録し、回復傾向にあるという。
芝生広場でテントを広げて休憩する来園者も目立つといい、担当者は「感染予防を目的に屋外で遊びたい人々の受け皿になっている。動物の観察や但馬牛博物館の見学に加えて遊具が楽しめるようになり、滞在時間の延長にもつながっている」と手応えを感じていた。
入園無料。午前9時~午後5時。木曜日休園。同観光TEL0796・92・1005