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江戸時代の航路図などが並ぶ日本遺産「北前船」の企画展=新温泉町浜坂
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江戸時代の航路図などが並ぶ日本遺産「北前船」の企画展=新温泉町浜坂
町内に残る「木札」の貴重な現物=新温泉町浜坂
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町内に残る「木札」の貴重な現物=新温泉町浜坂

 兵庫県新温泉町に伝わる北前船関連の歴史遺産や文化財が日本遺産に追加認定されて3年を迎えたことを記念し、浜坂先人記念館「以命亭」(同町浜坂)で企画展が開かれている。「航海安全と商売繁盛」をテーマに、江戸時代に使われた航路図の複製や町内に残る当時のチラシ広告「引き札」の現物など数百点が同館ホールなどに並ぶ。23日まで(木曜日休館)。(末吉佳希)

 北前船は江戸時代から明治時代にかけて、北海道と大阪の間を瀬戸内海と日本海経由で交易。日本海に面した同町諸寄(もろよせ)の港は、入り口が狭く、内部に行くと広がる天然の良港で、「風待ち港」として人や物の交流を促した歴史を持つ。

 北前船の日本遺産では、2017年度に東北や北陸などの11市町が「北前船寄港地・船主集落」として申請し、認定された。新温泉町では18年5月、同町内に残る船絵馬や係留くいの跡など文化財関連のストーリーが追加認定された。

 今回の展示は、大半が、北前船関連の史料が残る「諸寄基幹集落センター」(同町諸寄)の収蔵品。「航海安全」がテーマのエリアには、江戸時代の山陰海岸の地形や地名、港までの距離などを記した航路図などのほか、船員たちや積み荷の安全を願って奉納された木札の現物などが並ぶ。

 一方、「商売繁盛」では、北前船と交易した回船問屋が発行したチラシ広告「引き札」を中心に展示。七福神など縁起の良い絵柄や、荒波を越えながら進む船の姿などが鮮やかな色彩で描かれている。

 認定を受けている全国の自治体で発行された北前船関連の観光パンフレットもずらりと並ぶ。同館スタッフの川夏晴夫さんは「同じ北前船でも、いろいろなストーリーがあるので見比べて楽しんでほしい」と話している。

 午前9時~午後5時。200円(小中学生100円)。同館TEL0796・82・4490

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