映画ファンを増やしたい アーティストらグループ結成、定期的に上映会
2021/06/01 05:30
さまざまなテーマで定期的に上映を企画する豊岡映画センターのメンバー=豊岡市大手町
兵庫県豊岡市の映画館「豊岡劇場」(同市元町)や、市内在住のアーティスト、芸術文化観光専門職大学(同市山王町)の学生らが、さまざまなテーマで定期的に映画の上映会を企画するグループ「豊岡映画センター」を立ち上げた。初回は2日に同館、5日に江原河畔劇場(同市日高町日置)で、在日ミャンマー人家族を通して移民というテーマを描く映画「僕の帰る場所」を上映する。監督や専門家のトークイベントもある。(石川 翠)
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定期的な映画上映会を通して映画に興味を持ってもらおうと、豊岡劇場の責任者、伊木翔さん(34)や、映像作家の歌川達人さん(30)らが企画。今後、「本」をテーマに地域の本に携わる人たちを交えて企画するなど、「地域のさまざまな分野の人たちが対話できる場にしたい」としている。
また、「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が行われている山形県では、期間外にも小さな公民館などで地域や年齢層に合った作品が上映されており、歌川さんは、豊岡でも「映画館に来づらい人たちが見られるように出張上映をしていきたい」と話す。
専門職大学の学生たちもメンバーに加わり、PRなどに協力する。
今回の作品は、幼い息子2人と東京のアパートで暮らすミャンマー人女性が、不安を抱えながら入国管理局に捕まった夫に代わって一家を支え、帰国したいとの思いを募らせていくストーリー。
2日は午後5時半から上映。終了後、藤元明緒監督とオンラインでつなぎ、質疑応答の時間を設ける。5日は午後2時、同5時半の2回。いずれも上映後に、京都大学東南アジア地域研究研究所講師でミャンマー仏教が専門の川本佳苗さんによるトークイベントを行う。
4~10日には、同館で藤元監督の新作「海辺の彼女たち」も上映される。伊木さんは「映画館スタッフだけでは実行できなかったので、ありがたい。これまでの映画ファンとは別の層にも映画の魅力を知ってもらいたい」と期待する。
入場料1500円(大学生千円、高校生以下無料)。豊岡劇場TEL0796・34・6256