北近畿豊岡道など早期実現を 知事「予算確保に努力」 豊岡で促進大会
2021/08/08 05:30
北近畿豊岡自動車道や山陰近畿自動車道の早期整備に向けた大会であいさつする斎藤元彦知事=豊岡市民会館
北近畿豊岡自動車道と山陰近畿自動車道について「早期実現促進大会」が7日、豊岡市民会館(兵庫県豊岡市立野町)で開かれた。地元選出の国会議員や但馬3市2町の首長、今月1日に就任したばかりの斎藤元彦知事も参加。魅力ある地域づくりに欠かせない道路の全線早期整備を決議した。
谷公一衆院議員(兵庫5区)は祝辞の中で「縦軸の北近畿豊岡道は完成が見えてきたが、横軸の山陰近畿道はやや遅れている。しっかり整備を目指していく」とした。斎藤知事は「県民の安全安心な生活には基幹道路は欠かせない。地元の熱意を国に伝え、予算確保に努めたい」と強調した。また、就任初日に鳥取県の平井伸治知事から連絡があったことに触れ「鳥取県と但馬の連携の必要性を確認し合った」と述べた。
最後に「高速道路網は災害時の代替道路となり、救急搬送や物資輸送に寄与する。コロナ禍で厳しい環境下にある地域経済復興のため、両道路の早期整備を強力に推進することを強く要望する」との決議文を採択した。(桑名良典)