「朝来市の火」支援学校生ら火おこし 東京パラ聖火リレー
2021/08/13 05:30
生徒たちがおこした火を「朝来市の火」としてランタンにともす村井和幸校長(右)=和田山特別支援学校
24日に開幕する東京パラリンピックに向けた聖火リレーの採火式が12日、兵庫県朝来市和田山町竹田の和田山特別支援学校で行われた。生徒らがおこした火を「朝来市の火」としてランタンに点火。火は、16日に神戸総合運動公園陸上競技場(神戸市須磨区)に届けられ、「兵庫県の火」として東京に送られる。
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パラリンピックの聖火は全国の市町村が独自の方法で採火し、都道府県単位の火を東京で集め、聖火台にともす。県内では全41市町が採火などの聖火フェスティバルを計画する。但馬地域では朝来市のほか、豊岡市と新温泉町が12日に実施。養父市は13日、香美町は16日に予定している。
朝来市の採火式は、同校寄宿舎の屋上で行われた。小学部から高等部の10人が保護者らと協力して火おこし器を上下させ、集めた火を村井和幸校長(57)がランタンに点火した。
参加した同校中学部1年の生徒(12)は「火がついたときはめっちゃうれしかった。選手たちはこの火を見て頑張ってほしい」と熱っぽく話した。
朝来市の火は15日まで「聖火ビジット」として市内の障害者施設や観光施設などで巡回展示。16日に同市役所前で開かれる出立式を経て神戸に届けられる。(竜門和諒)