人形劇や紙芝居多彩に こどもえんげきまつりに4団体出演

2021/08/30 05:30

人形劇団クラルテの演目を鑑賞する親子たち=豊岡市民プラザ

 「こどもえんげきまつり」が28、29の両日、兵庫県の豊岡市民プラザ(同市大手町)で開かれた。大阪市の人形劇団クラルテや影絵音楽団くぷくぷなど4団体が出演。地元を中心に家族連れら約200人が訪れ、人形劇や紙芝居など多彩なステージに引き込まれていた。 関連ニュース 「証言、行動のきっかけに」「授賞、戦時下のシグナル」 英語で、紙芝居で、体験を伝える人が語る賞の意義【私の視点 ノーベル平和賞】 東条川疏水の水源・鴨川ダム 25日に見学会、水没した集落伝える紙芝居も 「これは呪術海鮮」呪術廻戦テーマ曲、魚で替え歌 さかな芸人が紙芝居芸「イワナウスメバル♪」本家メンバー歓喜

 舞台芸術の鑑賞を通じて子どもたちに豊かな感情を育んでもらおうと、同市と市民プラザを運営するNPO法人プラッツが毎年主催している。
 0~3歳児と保護者を対象にした「あかちゃん劇場」では、クラルテの人形劇役者、西村和子さん(81)が幼児向けの2演目を熱演した。「モンモとバンボはいつもいっしょ」は、小さなモンモが突然いなくなったバンボを必死で捜し、無事に再会を果たす物語。「抱っこ、抱っこ、ぎゅっ」という明るいせりふに合わせて2体がハグする場面では、会場の親子もつられて抱き合い、大きな喜びや安心感に包まれていた。
 豊岡市の女児(2)は、父親(34)と一緒に訪れ、「楽しかった。また来たい」と何度も繰り返していた。(金海隆至)

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