甘くて新鮮「香住ガニ」丼やバーガーに 飲食店などでランチフェア
2021/09/12 05:30
カニ工房まるやの「マルヤ丼」(香美町提供)
日本海の秋の味覚、ベニズワイガニの漁解禁を受けて、兵庫県香美町特産の「香住ガニ」を使ったランチフェアが今月から、同町香住区の飲食店や道の駅など9施設で開かれている。鍋や丼、麺類など産地ならではの料理が、来年5月末までの漁期を通して味わえる。(金海隆至)
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ベニズワイガニは水深約800~1800メートルに生息し、関西では唯一、香住漁港西港(同町香住区若松)で水揚げされる。深海の冷水で引き締まった身とみずみずしい甘みに加え、漁場が近い利点を生かした鮮度の高さが特長で、地元では「香住ガニ」と呼んでブランド化を進めてきた。
料理フェアは、「カニのまち 香美町」をPRしようと同町が企画。カニ工房まるやの「マルヤ丼」(2530円)は、香住ガニを1匹丸ごと使ったぜいたくな丼だ。また、道の駅あまるべの「香住ガニバーガー」(610円)は、地元製造のパンに香住ガニと相性の良いカニクリームコロッケをはさんだ。ほかにも鍋や天ぷら、パスタ、担々麺まで、豊かな風味を引き出そうと各店舗が趣向を凝らした多種多様なメニューがそろう。
フェアの実施期間などは、新型コロナウイルスの感染状況によって変更する場合がある。また漁期中はフェアとは別に、香住区内の民宿や旅館約100軒で香住ガニの料理を提供している。問い合わせは香美町香住観光協会TEL0796・36・1234