ひげや毛並み繊細に 保護猫カフェ 鉛筆画9点展示 新温泉

2021/09/16 05:30

愛らしいネコの鉛筆画が並ぶ保護ネコのカフェ「猫時間」=新温泉町湯

 湯村温泉街(兵庫県新温泉町湯)の一角にあるカフェ「猫時間」で、ネコをテーマにした鉛筆画の作品展が開かれている。柔らかいタッチで毛並みや瞳を精緻に描いた9点が並ぶ。今月末ごろまで。 関連ニュース 愛情込めた猫の鉛筆画18点 赤穂のギャラリーで伊丹の女性画家が初個展 3密避け投票率アップを パネル、使い捨て鉛筆…投票所のコロナ対策 兵庫県知事選 藤の花や自画像… リアルな鉛筆画 神戸で吉村芳生展

 同町内で洋菓子店を経営する古川たまえさん(49)が、殺処分されるネコを減らそうと2018年に開店した。店内で過ごす12匹のネコは主に但馬北西部で保護され、品種はさまざま。古川さんは、自宅にも保護されたネコ約20匹がいて、新たな引き取り手を募集している。
 展示は例年、開店記念月の12月ごろに開くが、緊急事態宣言の発令で利用が低迷しているため、少しでもネコの引き取りにつながればと時期を早めて実施した。
 鉛筆画は、古川さんの知人で、「夢月望心(むつきぼうしん)」の名前で活動する香美町の男性が制作。街中を散歩するネコや抱きかかえられている姿を収めた写真を参考に木炭鉛筆などを使って、滑らかな毛並みや細いひげ、ビー玉のように透明感のある眼球などを丁寧に描いている。
 古川さんは「鉛筆画を楽しみつつ、本物のネコにも触れて癒やされてもらえれば」と話している。
 午前10時~午後6時。火曜定休。観覧無料。カフェ利用は20分500円、40分千円、1時間1280円など。同店TEL090・1488・2200
(末吉佳希)

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