地酒とおつまみ片手にオンライン朝来巡り「オトナの酒学旅行」 11月

2021/09/21 05:30

撮影で酒蔵を案内する酒造会社「田治米」の田治米博貴社長(右)=朝来市山東町矢名瀬町

 兵庫県朝来市は11月18、20、25、27日に、市内2カ所の酒蔵や竹田城跡(同市和田山町竹田)などの観光地をオンラインで紹介するツアー「おうちで乾杯 オトナの酒学旅行」を開く。事前に市から郵送された地元酒蔵の日本酒やおつまみを味わいながら、画面上で朝来市内を周遊する。各開催日の8日前まで、各日先着50人の予約を受け付けている。(竜門和諒) 関連ニュース 白鶴酒造、主力の「まる」など180品目で値上げ コメ不足による原料高騰受け 10月出荷分から 人気漫画「もやしもん」とコラボの日本酒 櫻正宗、アニメで商品登場が契機に 丹波・市島で有機JAS認証の日本酒誕生 山名酒造の新定番を楽しむエコなおでかけ提案


 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実際のツアーの中止が相次いでいることから、手軽に旅行気分を味わってもらおうと市が企画。阪急交通社(大阪市)に業務委託して実施する。
 オンラインツアーは18、25日が午後7時から、20、27日は同4時から。内容は各日同じで、所要時間は約2時間。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で参加者をつなぎ、田治米(たじめ)(朝来市山東町矢名瀬町)と此の友酒造(同)の両酒蔵で事前撮影した映像に続き、竹田城跡や生野銀山(同市生野町小野)、神子畑(みこばた)選鉱場跡(同市佐嚢)のガイドツアーが放映される。
 さらに、「日本酒スタイリスト」として活動するタレント島田律子さんのトークや、此の友酒造の社員と生中継で意見交換する時間もある。
 事前に送付されるのは、田治米の純米酒と此の友の本醸造酒1本ずつで、いずれも300ミリリットル。このほか、地元名産「岩津ねぎ」で作ったおつまみや生野銀山ゆかりのハヤシライスなど3品も付く。
 9月17、18日には阪急交通社の社員が市内を訪れ、酒蔵などの様子を撮影。田治米では明治や大正時代に建てられた酒蔵を歩き、田治米博貴社長が酒造りの歴史や魅力を説明していた。
 申し込みは阪急交通社のホームページから。参加費5千円。市観光交流課TEL079・672・4003

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ