障害と性、死の記録映画 監督らが舞台あいさつ 26日、豊岡劇場
2021/09/25 05:30
兵庫県豊岡市元町の豊岡劇場で上映中の映画「愛について語るときにイケダの語ること」のトークイベントが26日、同劇場で開かれる。四肢軟骨無形成症という病気のため身長112センチの男性が、末期がんであることを宣告され、自身の最期をカメラに記録した作品。人気ドラマ「相棒」などを手掛ける脚本家の真野勝成さんも登壇する。
映画は、2015年に42歳で亡くなった池田英彦さんが主人公。ステージ4の胃がんと診断されてから死を意識し、「今までやれなかったことをやりたい」と考えるように。男女の性愛を中心に、池田さんの日々の生活を友人の真野さんが協力して撮影している。
映画監督の佐々木誠さん=同県宝塚市出身=が長時間の映像素材を58分に編集。障害と性、死という重いテーマだが、ユーモアがあり、ポップな印象を与える作品になったという。
26日の上映は午後2時45分~同3時55分。トークイベントは同4~5時で、真野さんと佐々木さん、作品に登場する俳優の毛利悟巳さんが登壇する。
18歳以上対象。1500円。豊岡劇場TEL0796・34・6256
(石川 翠)