但馬

  • 印刷
「約束のケージ」で11年ぶりに飼育が再開され、収容された飼育コウノトリのペア=豊岡市野上
拡大
「約束のケージ」で11年ぶりに飼育が再開され、収容された飼育コウノトリのペア=豊岡市野上

 コウノトリの保護増殖の原点となった兵庫県豊岡市野上の「約束のケージ」(第1フライングケージ)でこのほど、11年ぶりに飼育が再開された。日本のコウノトリを守ろうと、野生のペアを初めて収容したり、ひなをふ化させたりと野生復帰につなげた施設。補修工事を経て、再び1ペアが飼育され、繁殖を目指す。10日に特別公開される予定だ。(阿部江利)

 約束のケージは、県立コウノトリの郷公園の付属施設「コウノトリ保護増殖センター」内にある。同センターは、1999年に郷公園が開園してからは非公開だが、約束のケージを含め大小11のケージがあり、37羽が飼育されている。

 約束のケージは65年に設置され、直径約18メートル、高さ約8メートル。同ケージには、人工繁殖を目指して国内で初めて野生のペアが収容されたほか、89年には県内で初めて、ロシア(旧ソ連)から送られたコウノトリのペアがひなをふ化させた歴史がある。

 ただ老朽化のため、2010年から使用が中止されていた。「野生復帰事業の原点となった施設を後世に」との機運が高まり、18年には修繕に着手。基礎や支柱、傷んだ金網などを改修し、19年には国の登録有形文化財の認定を受けた。

 今月5日に、野生コウノトリ「エヒメ」の血をひく野外生まれの7歳雄と、飼育コウノトリの8歳雌のペアが収容された。昨年初めて繁殖に成功したペアで、今後も子孫を増やすことへの期待が高い。飼育員の男性(44)は「野生復帰事業の今があるのは、ここがあったからこそ。後世にも残すことで、大勢の人に野生復帰の歩みを知ってもらえる」と話す。

 10日は午前10時半と午後1時半からの2回、特別公開を行う。事前申し込みが必要。各回先着15人。同公園TEL0796・23・5666

但馬
但馬の最新
もっと見る
 

天気(12月7日)

  • 14℃
  • ---℃
  • 50%

  • 13℃
  • ---℃
  • 70%

  • 13℃
  • ---℃
  • 70%

  • 13℃
  • ---℃
  • 80%

お知らせ