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20年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こした諏訪区の住民ら=朝来市山東町大月
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20年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こした諏訪区の住民ら=朝来市山東町大月
20年ぶりに掘り出された集合写真や手紙=朝来市山東町大月
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20年ぶりに掘り出された集合写真や手紙=朝来市山東町大月

 兵庫県朝来市山東町大月の諏訪区公民館でこのほど、地元住民らが20年前に埋めたタイムカプセルが掘り起こされた。開封式には地域の約50人が集まり、20年後の自分や家族に向けた手紙などを読んで懐かしんだ。(竜門和諒)

 諏訪区が2001年、21世紀になったことを記念して企画。手紙や家族写真などを区内の全戸から募り、思い出の品が入った封筒約50戸分をステンレス製の箱に収納。地下水の浸水を考慮してビニール袋で何重にも覆い、同年11月11日、公民館の敷地内に深さ約1・5メートルの穴を掘って埋め、「大きく飛躍する諏訪区」の立て看板を添えていた。

 20年を経て、地盤も固くなっており、掘り起こしには重機も導入。式典には、事前に参加を呼び掛けた地域住民らが集まり、それぞれの封筒を持ち帰った。

 タイムカプセルには、当時のまちの写真や新聞記事などもびっしり。幼かった子どもや飼っていたペットの写真も次々と見つかり、住民らが懐かしそうに取り囲んでいた。家族に宛てて「20年後には自分はいないが」と書き出した手紙の主が今も健在で、笑いを誘う場面もあった。

 会社経営の男性(62)は、高校1年生だった次男への手紙を20年越しに渡した。当時、家庭で寂しい思いをさせていると心配し、「(次男の)明るさで家庭が保たれている」などと感謝の思いをしたためていた。次男は現在、自身が親になっていて、手紙を読んで涙をこぼしたという。

 住民からは、もう一度取り組んでほしいとの声が多く寄せられているという。区長の小山正人さん(72)も、夫婦で互いに宛てた手紙を読み合ったといい、「20年間の生活が思い出されて、笑いあり涙ありの内容。今は玉手箱を開けたような気分です」と目を細めていた。

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