但馬-鹿児島の直行便ツアー 鹿児島からの参加者、竹田城跡や城崎温泉へ

2021/11/16 05:30

コウノトリのラッピングが施された機体を背に記念撮影するツアー参加者ら=但馬空港

 但馬空港(兵庫県豊岡市岩井)と鹿児島空港(鹿児島県霧島市)を結ぶチャーター機が14日、両空港を発着した。交流人口の拡大や空港利用の促進を目的に、但馬と鹿児島で2泊3日のツアープランが組まれ、但馬から24人、鹿児島から44人が参加。鹿児島からの参加者は16日までに国宝の姫路城や竹田城跡、城崎温泉などを巡るという。 関連ニュース 虹色に輝く「天空の城」 竹田城跡、今月末まで朝夜ライトアップ 年賀はがき販売始まる 兵庫版は竹田城跡デザイン 雲海に浮かぶ竹田城跡、テラスから一望 立雲峡に新展望台 朝来

 同空港では但馬-大阪(伊丹)間で1日2往復を運航。県空港政策課によると、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた利用率は、9月が25%、10月が40%、11月は予約を含めて50%を見込んでいる。
 直行便ツアーは兵庫県や但馬空港ターミナル、全但バス(養父市)、南国交通(鹿児島市)などの共同企画。ツアーでチャーター機が鹿児島との間を往復するのは2014年に続き2回目。18年に新型機「ATR42-600」の就航以降、参加人数は最多となった。
 午前10時すぎ、鹿児島空港発の旅客機が但馬空港に到着。着陸後すぐに、参加者はコウノトリのデザインが施された機体を背景に記念撮影に臨んだ。姫路へ向かうバスに乗る際は、県職員が「但馬へようこそ」と声を掛けながら、空港オリジナルのトートバッグを手渡していた。但馬から鹿児島へ向かう便は午前10時45分ごろに出発。指宿温泉や桜島などを訪れるという。
 初めて但馬を訪れたという鹿児島市の会社員は「機内から見えた日本海が美しかった。竹田城跡や温泉が楽しみです」と笑顔で話した。(末吉佳希)

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