「深さをもった演劇のまち」を考える 特別ゲストに俳優・森山未来さん 1月23日、豊岡でシンポ
2021/12/30 05:30
シンポジウムを発表する(右から)但馬県民局の登日幸治局長と豊岡アートアクションの中貝宗治理事長、松宮未来子さん=豊岡市幸町
演劇のまちづくりを推進する一般社団法人「豊岡アートアクション」(兵庫県豊岡市)は、1月23日に「深さをもった演劇のまちづくりシンポジウム」を、出石永楽館(同市出石町柳)で開く。俳優でダンサーの森山未来さん=神戸市出身=を特別ゲストに招いて、地域の固有の文化やランドスケープなどに焦点を当てた創作について公開インタビューを行う。
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(石川 翠)
同法人は前市長の中貝宗治さんが理事長を務め、まちづくりについての意見交換会などの場を開いてきた。また今春に開学した芸術文化観光専門職大学の学生を支援するホストファミリーの制度を始めている。
シンポジウムは、但馬県民局と豊岡市が共催。午前10時半から、教育や福祉などの現場に演劇を取り入れた実践報告会で始まる。市内の全小中学校で行われているコミュニケーション教育の効果や、高齢者や介護者との演劇作りなどを順次報告していく。
午後1時半からの座談会では、芸術文化観光専門職大学の平田オリザ学長と城崎国際アートセンターの志賀玲子館長、中貝理事長の3人が、演劇のまちづくりと文化観光について語る。
公開インタビューは午後3時半からの1時間。森山さんは、これまで城崎国際アートセンターに滞在するなど、同市を複数回訪れている。創作の過程で、どのように素材に光を当て、かたちへと「転換」しているかについて話を聞く。
無料。豊岡アートアクションのホームページなどから申し込める。市大交流課観光文化戦略室TEL0796・21・9081