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香住高校の生徒が製造した魚の缶詰と自動販売機をPRする三浦由紀子さん=香美町香住区矢田
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香住高校の生徒が製造した魚の缶詰と自動販売機をPRする三浦由紀子さん=香美町香住区矢田

 兵庫県香美町香住区矢田の香住高校近くの住宅街に、一風変わった自動販売機が登場した。同校の生徒が製造した魚の缶詰を販売するための自販機だ。新型コロナウイルスの感染拡大で、「伝統の逸品」を対面販売する機会が失われた生徒たちの励みになればと、保護者の1人が利用を提案。売れ行きは好調で思わぬ反響を呼んでいる。

 缶詰は「マグロの油漬け」(180グラム、250円)と「サバのみそ煮」(190グラム、100円)の2種類。同校海洋科学科シーフードコースの生徒たちが実習で開発し、商品化した。学校や地域の行事で販売してきたが、2020年と21年はコロナ禍でほとんど中止となり、在庫が膨らむピンチに陥ったという。

 そこで、同校PTA事務局長の三浦由紀子さん(47)=同町=が、自宅近くに設置した自販機での販売を打診すると、教員らも「面白そう」と快諾。定価で買い取り、今月6日に販売を始めた。事情を知った住民や観光客らに好評で、同20日時点で約200個を完売。補充してもすぐに売り切れるほどの人気ぶりという。

 今後、生徒たちが販売促進用のポップをつくる計画もあり、三浦さんは「生徒たちが頑張って製造する缶詰のPRにつながり、学習意欲を高めてくれるとうれしい」と話している。(金海隆至)

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