願い込め祝福芸「万歳」 40人、言葉の掛け合い楽しむ 豊岡・法花寺地区

2022/01/04 05:30

三味線の音に合わせて言葉を掛け合う法花寺万歳保存会のメンバー=豊岡市立コウノトリ文化館

 兵庫県豊岡市法花寺(ほっけいじ)地区に伝わる民俗芸能の祝福芸「法花寺万歳」が3日、豊岡市立コウノトリ文化館(同市祥雲寺)で披露された。住民ら約40人が三味線の音色とともに言葉の掛け合いを見て楽しんだ。 関連ニュース 津名高校で創立105周年式典 卒業生の箏奏者・大歳さん講演「淡路島の歴史を学び力に」 <わが心の自叙伝 上沼恵美子>(3)台風銀座の6人家族 芸能に縁、祖母は三味線師匠 中国古箏の名手・伍芳さん招き35周年公演 姫路のギター・マンドリン合奏団体 26日、屈指の人気曲を共演

 同万歳は、現在の漫才の起源とされ、江戸時代後期に京都で奉公していた村人が習い覚えて、帰郷後に広めたのが始まりと伝えられる。1972年に住民らが保存会を発足し、同館では新年の特別開館に合わせて毎年披露している。
 養蚕と五穀の繁盛、子孫繁栄などを願う「蚕祈祷(ぎとう)」と「門入り」を上演。鶴が描かれた伝統衣装の素袍(すおう)をまとった太夫役が扇子を振り、大黒頭巾に黄色の裁着袴(たっつけばかま)を着た才若役が鼓をたたいて、2人で踊りながら言葉を掛け合った。
 太夫役を務めた藤原求会長(56)は「舞って、ようやく新年を迎えられた。コロナ禍ではあるが、いい1年になるように思いを込めて披露した」と話した。(丸山桃奈)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ