養父市「地域おこし協力隊」、大阪府出身の2人に委嘱 特産品PRやシカ肉加工、販売に従事
2022/01/10 05:30
地域おこし協力隊に委嘱された松井黎於さん(左)と松山朋弘さん(右)=養父市役所
兵庫県養父市の新たな「地域おこし協力隊」に、大阪府出身の松井黎於(れお)さん(25)と松山朋弘さん(22)が委嘱された。松井さんは建屋や三谷地区で特産品のプロモーションに、松山さんは大屋町で研修しながら、シカ肉加工や販売などに携わる。任期は1年だが、最長3年まで延長できる。
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松井さんは大阪電気通信大を卒業後、映像制作会社などで働いてきた。建屋や三谷地区を拠点に、朝倉サンショウのつくだ煮とピーマンみそ入りの田舎風巻きずし「ちょんまげ寿し」などのPR活動を行う。
松山さんは高校卒業後に自動車の製造現場で働いてきた。宝塚ジビエ工房(養父市大屋町和田)で研修しながら、シカ肉処理や加工、販売などに携わるという。
養父市役所で行われた委嘱式で松井さんは「特産品の販路拡大などで、地域活性化につながっていけば」と語り、松山さんは「田舎暮らしに興味があった。シカ肉を飲食店などに提供し、広く消費者に知ってもらいたい」と抱負を語った。(桑名良典)