日本遺産「鉱石の道」の周遊みどころガイドブック「鉱石の休日」を、鉱石の道推進協議会(事務局・兵庫県但馬県民局内)が作製した。鉱山がある四つのエリア周辺の飲食店や宿泊施設などを紹介。県民局は「一帯の魅力を多くの人に体感してもらいたい」としている。(丸山桃奈)
同推進協は、日本の近代化に貢献してきた南但馬地域の産業遺産の歴史や、魅力を地域内外に発信している。鉱山の道を知ってもらうとともに、各鉱山エリア周辺の観光スポットにも訪れてもらおうと、企画した。
「鉱石の道」は、同県養父市の明延、中瀬と、同県朝来市の生野、神子畑の各鉱山のエリア。
新しいガイドブックは、各鉱山の歴史を説明するとともに、それぞれの地域にあるカフェや宿泊施設を掲載する。体験や歴史、自然を堪能できる場所もPRしている。例えば、生野鉱山エリアは4店のカフェを紹介し、中瀬鉱山エリアではキャンプやグランピングなどのスポットを取り上げた。
地図や写真、みどころの説明も加えた。それぞれのQRコードを読み込むと、ガイドマップには載っていない写真や営業時間、駐車場、店舗のサイトなどを確認できる。
11ページ。5千部を作製。但馬3市2町や観光関係施設のほか、ひょうごふるさと館(神戸市中央区)、三宮センター街(同)などでも配布している。同推進協のサイトでも公開している。
鉱石の道推進協議会TEL0796・26・3676
