北近畿随一の藤公園、3年ぶりに開園 7千平方メートル120本超 朝来

2022/04/29 19:45

現在は四~五分咲き。徐々に下部のつぼみが開きながら、房が伸びていく

 北近畿随一とされる白井大町藤公園(朝来市和田山町白井)が29日、3年ぶりに開園した。約7千平方メートルの園内に9種類計120本を超えるフジが長さ500メートルの棚に沿って伸び、紫や白、ピンクなどの花を咲かせている。 関連ニュース 【写真】約7千平方メートルに広がる公園。120本以上のフジが咲き誇る 圧倒的なスケール美、高原の花畑染める黄色 カラシナ60万本満開 シロイカ、釣ってそのまま沖漬けに

 地元住民でつくる管理組合が運営。新型コロナウイルスのため2年間オープンできなかった。今年もライトアップや軽食などの出店は取りやめている。ただ、約2キロ離れた「朝来四季彩の丘」では、朝来市がフジに合わせ、5・5ヘクタールの畑にカラシナを咲かせている。
 この日はあいにくの雨だったが、来場者たちが開園とともに相次いで入場し、「きれい」「すごい」などの歓声を上げていた。
 「ようやく開園できてうれしい半面、以前のように入場があるか不安もある」と管理組合の岩井政信組合長。「例年より2、3日早い開花で、いつものようにきれいに咲いてくれた」と話す。フジは四~五分咲きで、見頃は大型連休中。花の状況をみて閉園する。
 入場料500円(小学生以下無料)。午前9時~午後6時。同組合TEL079・670・1636
(小日向務)

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