海の中も泳ぎたい? 香住の風物詩、海上にこいのぼり

2022/04/30 19:04

悠々となびくこいのぼり=香美町香住区鎧

 兵庫県香美町香住区鎧地区で風物詩のこいのぼりが30日、海の上にお目見えした。悠々となびく姿を住民や観光客が笑顔で眺めていた。 関連ニュース 人気のモーニング食べて、楽しく情報交換 地域おこし協力隊、ふれあい喫茶オープン 養父の2地区 圧倒的なスケール美、高原の花畑染める黄色 カラシナ60万本満開 シロイカ、釣ってそのまま沖漬けに

 同地区の住民らが約35年前に始め、名物行事として定着。町内外から使わなくなったこいのぼりの寄贈を受けて続いている。
 当初予定していた29日は悪天候により中止となったが、30日は晴天の下で掲げることができた。住民約40人が高台の斜面から漁港まで約200メートルにわたるワイヤに、赤や緑など色鮮やかな大小約90匹を飾り付けた。
 同地区の女児(11)は「天気もよくて、泳いでるみたい。紫のこいのぼりがきれいだった」と笑顔を見せた。同地区の藤原政信区長(74)は「今年ほど天気予報を見て風の向きを確認したことはなかった。子どもや家族がけんかせず、長生きしてほしい」と願いを込めた。掲揚は8日朝まで。(丸山桃奈)

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