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旧関宮町庁舎(右)などを解体して再開発を進める関宮の中心部=養父市関宮
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旧関宮町庁舎(右)などを解体して再開発を進める関宮の中心部=養父市関宮
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 兵庫県養父市は旧関宮町の中心部で、地域活性化に向けた施設整備を進める計画を明らかにした。旧町役場や多目的ホールなどの跡地を活用して、高齢者向け住宅や子育て世代の交流施設をはじめ、歯科や薬局、日用品を購入できる店舗などを整備する。日常生活に欠かせないサービス、商品の供給機能を集中的に配置し、利便性を高めて多世代が集う「小さな拠点」の形成を目指す。(桑名良典)

 同市は、一帯を三つの区域に分けて再開発を検討する。具体的には、旧庁舎とその周辺の「エリア1」▽関宮ふれあいパーク周辺の「エリア2」▽旧関宮メリヤス工場周辺の「エリア3」-に区分した。

 エリア1には、20~30室程度のサービス付き高齢者向け住宅や、短期入所(ショートステイ)できる個室10室程度の小規模多機能型居宅介護施設を整備する。自治協議会が入るコミュニティースペースや歯科、薬局なども入居させる予定。路線バスや自家用車を使った旅客運送事業「やぶくる」などの拠点となるターミナルをつくる。

 国道9号を挟んで北側のエリア3には、現存の旧メリヤス工場棟を使って歴史資料などの展示室を整える予定。エリア2については、子育て世代交流施設など計画の具体化を図る。

 エリア1では、既に「エイドホール」を取り壊し、旧庁舎も解体する。エリア2は、小学校跡の「関宮ふれあいパーク」が既に完成しており、旧体育館も解体する。エリア3では、工場周辺の土地を市が取得し、建物は無償譲渡を受けた。

 市は旧関宮町中心部を、地元の診療所などと連携して、地域医療や高齢者福祉の拠点にする考えで、自宅と行き来できる「第二の居場所」として位置づける。中心部の古民家なども再生利用して、空き家対策にもつなげる。まずはエリア1のうち、医療や福祉関連の施設などを先行的に再開発する方針だ。

 市の医療アドバイザーで公立八鹿病院の非常勤医師を務める開業医の千葉義幸さんは「地域で長く暮らすには医療と介護が鍵になる。診療所があり、公立八鹿病院との連携も可能だ」としている。

 広瀬栄市長は一帯の再開発について「高齢者住宅とともに若者向けの住宅も整備したい。国の予算も視野に入れながら、市単独でも10億円程度を投入することになるのではないか」としている。

【旧関宮町】2004年に旧4町の合併で発足した養父市の前身の一つ。市の西側に位置し、八木川沿いに集落が発達する。町役場があった中心部は国道9号が貫き、かつて宿場町だった。西端に氷ノ山やハチ高原などがあり、山地が多い。現在の人口は3073人、65歳以上の高齢者は1345人で高齢化率は44%。

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