竹田城跡まで続く「光の道」!? 雲海など記念撮影用モニュメント設置 朝来・立雲峡
2022/05/08 05:30
立雲峡から竹田城跡に「光の道」が延びているように見える=朝来市和田山町竹田
兵庫県朝来市和田山町竹田の立雲峡に整備されたテラスの一角に今春、展望用デッキなどのモニュメントが登場した。立雲峡は、竹田城跡の南東にある朝来山(標高757メートル)の中腹にあり、雲海に浮かぶ城跡を望むことができる名所。モニュメントのガラス板は視覚効果で、向かいの城跡につながる「光の道」のように見える。(小日向務)
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立雲峡には以前から、3カ所の展望台が設けられていたが、雲海シーズンの9~11月などは混雑が激しくなる。このため、朝来市は昨年秋、従来の展望台より高い位置に約340人が利用できる立雲峡テラスを整備した。同市は一連の事業として今春、モニュメント「光の道天望所」を設置した。
モニュメントには、展望デッキに加えて、スマートフォンなどを載せて撮影する台を用意した。デッキの中央には、三角形のガラス板が置かれており、撮影台などから見ると、竹田城跡まで光の道が延びているように見える。雲海が出た際には、雲の上に道が続いているような写真が撮影できる。
モニュメント付近で完成式典があり、市の関係者や地元住民、子どもたち、観光客ら約50人が参加し、新たな名所の完成を祝った。
立雲峡では、高校生以上を対象に環境整備協力金300円を募っている。